気になる歴史は・・・その9
○●太平洋戦争
「あの戦争」の本質については、さまざまな見方が乱立していました。
主たる相手はどこだったかについても、中国、アメリカ、イギリスと分かれます。
イギリス説はC・ソーンのように、アジアにおける日英の対立関係に米が加担したのが本質だとする解釈を指します。
「帝国主義戦争だった」「日本の侵略戦争」「植民地解放戦争だった」のように一刀両断風の見方もありました。
どれかがまちがっているというより、7色の虹のようにいくつもの要素が複合していたと考えられます。
したがって最低限のコンセンサスを得ようとすれば、「まちがった戦争ではないとは言えない」とか、「侵略戦争でなかったとは言えない」とでも表現するしかないのかもしれません。
こんな消極姿勢では反省と謝罪の動機を見失うではないか、との異議も出そうだが、沈思して歴史への懐疑を深めることこそ、今もっとも必要だと考えられています。