睡眠時間の違い
睡眠本能は、本能であるからには、意志にかかわりなく作用します。
就寝時間と起床時間とは、どの動物にもプログラム化されています。
ベッドや寝床で眠っている時間の長さは種によって違いますが、同種の各個体間ではきわめて均一です。
このような時間表は、それぞれの特殊な生活様式に合わせて、地質年代級の長い期間にわたって慎重に運用されています。
ある個体にとっては、このような制約があると生活しにくいかも知れませんが、種属全体としては最善の効果が得られるよう微妙に調整されているのです。
眠りが詳しく調べられている哺乳動物について、睡眠時間のばらつき具合をいくつか示したものです。
見積もりでは、1日2時間から20時間眠るものまでたいへん変化に富んでいます。
この変異を、身体の大きさの差異による代謝の違いとか脳の発達の差異による知能の必要度の相違で説明するのは、たしかに難しいことです。